有沢まみず
「代償を求める神」 の正体とは!? 緊迫の最終章スタート!
川平薫を復活させるため、儀式を始めた4組の精霊たち。
彼らが伝える3人の 「代償を求める神々」 の正体とは……!?
最後の戦いに向け、啓太が、ようこが、すべての犬神たちが、自分の能力の限界を超えて、今ひとつになる!
『いぬかみっ!』 シリーズ、いよいよ完結編に突入!
完結編だ!……と意気込んで読み始めると、ちょっと脱力するかも(苦笑)。
でも、徐々にラストへ向けて盛り上がっていきます。
相変わらず仮名さんが哀れで泣けます。
有沢まみず
シリーズ堂々完結! “代償を求める神々” との壮絶な戦いが始まる!
精霊たちが呼び出した3人の神々―― 黄金色のレネウス、漆黒のメギト、少女のエルフィネス。
彼ら 「代償を求める神々」 は、願いを叶える条件として、大切な者たちの命を代償に試練を与えた。
しかし、それは誰もが到底不可能に思うようなものだった……。
この苦しい試練をクリアするため、すべての犬神たちが、かつて啓太に世話になった者たちが、そして数多のヘンタイたちが啓太のもとに大集結!
知恵を絞り、全員が己の能力の限界を超えて、無慈悲な3人の神々たちを相手に壮絶なバトルを開始する!
みんなの心がひとつになるとき、はたして奇跡は起こるのか!?
数々の話題を振りまいた 『いぬかみっ!』 シリーズ、ついに感動のフィナーレ!
読みようによっては凄くシリアスなんだけど、ノリはコメディ。
「いぬかみっ!」全編に感じられるその独特の雰囲気は最後まで健在でした。
途中から……そうですね、全14巻のうち、真ん中くらいから「あ、これ、最後に使うネタだな」と思わせる話が多かったんですが、それらを惜しげもなく、そして美しいまでに全部使い切っての大団円へと話は向かいます。
「うしおととら」の最終エピソードでぼろぼろ泣いちゃったような人には(私がそうだ!)、今回のお話は燃えます、泣けます。
前半はひたすら忍耐です。ここで我慢すれば、中盤以降、盛り上がることができます。
白山名君のところとか、例の最強二人とか、普通に燃えます、泣けます。
私は徹夜して一気に最後まで読んじゃいました。
いくらでも番外編できそうなので、ちょっと期待。