一日一書〜青橋由高の限りない物欲

 売れない小説家・青橋由高が物欲(主に書籍と自転車関連)に任せて集めまくった品々をひたすら羅列するブログ。

2007年06月

『乃木坂春香の秘密 6』 五十嵐雄策



クリスマスで少しだけ進展した二人が次に目指すのは──
シークレットな同人誌販売っ!?

容姿端麗で才色兼備、『白銀の星屑(ニュイ・エトワーレ)』という二つ名まで持つ超お嬢様、乃木坂春香。彼女の秘密を共有し、さらに激動(?)のクリスマスを一緒に過ごし、また一歩二人の仲も進展したかと思える今日この頃なのだが……。
大晦日。一年を締めくくる一大イベント冬コミ。何故か俺と春香は同人誌を売っていた。コトの顛末を話せば長くなるものの、初めての冬コミで初めてのサークル手伝いをして、春香の部屋で二人きりで作った初めての同人誌を一所懸命に声を出しつつ販売する。だが、そんな初めて尽くしで上手くいくわけもなく、一年を締めくくるような春香の笑顔を見たくて俺は……。
果たして無事に年越しを迎えられるのか──!?
お嬢様のシークレットラブコメ・第6弾☆


 まあ、いつものお話です。一応、そろそろシリーズの終わりが近いみたいですけど。

『ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・つー』 新井輝


恋に恋する世代のちょっとHな短編集!

 健一はなんとなく迷っていた。
 目の前の少女―綾は、胸をさわってと自分に迫る。でも、電車の中でそんなことをするってのは、痴漢ってことで、もし見つかったりしたらどうなることやらだし。でも、えええい!
「あ、ん…。足がガクガクしちゃって立っていられない…」
 綾の嗚咽とも言えない、吐息に健一の脳の回路は少し薄ぼんやりと煙る。
 き、気持ちいいのかな?
 冴子がいない13階での少し味気ない日常。日奈と女の子たちが連れ立ってお風呂へと。そして、冴子のアルバイト先でのエピソード。少年と少女たちの空虚なため息や、嬉しさの息吹は、思い出となって積み重なっていく。
 本編では語られないエピソードを健一とその仲間たちの視点から描く。時にせつない健一の恋愛を探求する物語。短編集第2弾!


 短篇集というか、本編を補足してくれる番外編って感じですね。ちゃんと発行順に読むとより「ROOM NO.1301」が楽しめます。

 今回はちょっと薄いですが、その分エロ濃度が濃いです! 冒頭の痴漢プレイ話は秀逸! 見習わなければ!

 表紙もカバーを外すとエッチだし、最初の口絵もエロス!

 でもやっぱり最後の話で締めるところはさすが。
 おバカでエロスで、でもちょっぴり切ないお話です。

『FACE』 チキンガーリックステーキ


FACE

 前回は女性シンガーのカバーアルバムでしたが、今回は男性シンガー編。

1. Overture〜「見上げてごらん夜の星を」より〜
2. Yes-No
3. 今夜だけきっと
4. 空も飛べるはず
5. 夜明けのブレス
6. 個人授業
7. シングルベッド
8. ボクノート
9. 桜
10. 氷の世界
11. 青春の影
12. 見上げてごらん夜の星を


 来月はまたコンサートに行くので(関東圏ならだいたいチケットとってます)、今から楽しみです。

 アカペラが好きな方は、一度聴いてみてください。

『ROOM NO.1301 #7 シーナはサーカスティック?』 新井輝


恋を探す、健一の探求はまだまだ続く!

"昼間のラブホテル街。
錆びた装飾やら電飾やらが日の光のもとにさらされると、なんとも味気なく、そして裏寂れた感じがする。
「やっぱり帰るか?」
 姉・蛍子は健一に問いかける。
 出会うということは、いずれ別れるということ。
 Hをするということは―Hをしつづけるのか? それとも、いずれHをしなくなるのか? という判断をすること。交わるということは、そういうことなのだ。
 健一は岐路に立った。
 ど、どうする?
 姉から送られてきた携帯電話をたよりに、再会する健一と蛍子。そして、蛍子は、ある告白を健一にする。双子の姉妹佳奈と日奈の抱える微妙な秘密も明らかになり、健一の周囲の人間関係は徐々に変化していく。時に可笑しく、時に切ない健一の恋愛を探求する物語、第七弾!"


 前巻のラストから続くドキドキの展開。そして「ああ、それでああなるのか」と未来のホタルの事情が理解できます。
 イタイ展開だけは勘弁してもらいたいと思っていたヘタレの私にしてみると、ちょっとだけほっとしました。

 本編はシーナのお話がメイン。
 相変わらず健一はモテモテです。ギャルゲー(18禁)とか青橋由高の小説だったら、間違いなくハーレムエンドかバッドエンドの二者択一確定。フラグ立てまくり。

 私がプレイヤーだったらもちろんホタル狙い。

『いぬかみっ! 13&14 完結編』 有沢まみず

有沢まみず

「代償を求める神」 の正体とは!? 緊迫の最終章スタート!

川平薫を復活させるため、儀式を始めた4組の精霊たち。
彼らが伝える3人の 「代償を求める神々」 の正体とは……!?
最後の戦いに向け、啓太が、ようこが、すべての犬神たちが、自分の能力の限界を超えて、今ひとつになる!
『いぬかみっ!』 シリーズ、いよいよ完結編に突入!


 完結編だ!……と意気込んで読み始めると、ちょっと脱力するかも(苦笑)。
 でも、徐々にラストへ向けて盛り上がっていきます。
 相変わらず仮名さんが哀れで泣けます。


有沢まみず

シリーズ堂々完結! “代償を求める神々” との壮絶な戦いが始まる!

精霊たちが呼び出した3人の神々―― 黄金色のレネウス、漆黒のメギト、少女のエルフィネス。
彼ら 「代償を求める神々」 は、願いを叶える条件として、大切な者たちの命を代償に試練を与えた。
しかし、それは誰もが到底不可能に思うようなものだった……。
この苦しい試練をクリアするため、すべての犬神たちが、かつて啓太に世話になった者たちが、そして数多のヘンタイたちが啓太のもとに大集結!
知恵を絞り、全員が己の能力の限界を超えて、無慈悲な3人の神々たちを相手に壮絶なバトルを開始する!
みんなの心がひとつになるとき、はたして奇跡は起こるのか!?
数々の話題を振りまいた 『いぬかみっ!』 シリーズ、ついに感動のフィナーレ!


 読みようによっては凄くシリアスなんだけど、ノリはコメディ。
「いぬかみっ!」全編に感じられるその独特の雰囲気は最後まで健在でした。

 途中から……そうですね、全14巻のうち、真ん中くらいから「あ、これ、最後に使うネタだな」と思わせる話が多かったんですが、それらを惜しげもなく、そして美しいまでに全部使い切っての大団円へと話は向かいます。
「うしおととら」の最終エピソードでぼろぼろ泣いちゃったような人には(私がそうだ!)、今回のお話は燃えます、泣けます。
 前半はひたすら忍耐です。ここで我慢すれば、中盤以降、盛り上がることができます。
 白山名君のところとか、例の最強二人とか、普通に燃えます、泣けます。

 私は徹夜して一気に最後まで読んじゃいました。


 いくらでも番外編できそうなので、ちょっと期待。

『いぬかみっ! 12』有沢まみず

有沢まみず

シリーズ完結に向けて、物語はいよいよ佳境です!

薫を探しに海外に散った犬神たちから、啓太に助けを求める連絡がきた!
しかも状況はかなりヤバそう!
早速、啓太は空間をつなぐ不思議な魔道具を赤道斎から借りることにしたが……。

啓太 「こんなもの使えるか〜〜〜〜〜!」
ようこ 「がんばってね(ハート)」

啓太に次々と襲いかかる悲劇。 そんな啓太を思いっきり色っぽく応援する犬神たち。
はたして、その先に待っているのは……。

この他、仮名史郎の部屋に鎮霊局から突然査察が入る話や、4人目の精霊と啓太たちが対決する話など、全7編を収録。


 おバカな話と最終話に向けてのシリアスな話が半々ですが、ちぐはぐな印象はないですね。あくまでもこれまでの「いぬかみっ!」のイメージそのままです。

 仮名さんがあまりにも可哀想……よよよ。

 しっかし、啓太はすっかりカッコよくなりましたねー。1巻とはえらい違いだ……。

『いぬかみっ!11』 有沢まみず

有沢まみず

啓太宛てのラブレターをめぐり、大騒動が勃発!

啓太宛てに1通のラブレターが届いた。 差出人は意外な相手!
突如起こったラブレター騒動は、ようこ、新堂ケイ、カオル、ともはね、はけ、仮名史郎を巻き込んで思わぬ方向へ!?
世界を飛び回る薫の犬神たちの話、ほんわり温かいたゆねの話などなど、7つの物語を収録。
巻末にも若月神無氏の描き下ろしコミックが付いた豪華版♪


 おバカ話(褒めてます)が相変わらず楽しいですが、ちょっとずつ完結へ向けてメインストーリーも進んでいきます。ダークなでしこ(勝手に命名)が登場の予感。

 それにしてもたゆねの可愛さが素晴らしい。今気づきましたが、普通にツンデレですね。

 新堂ケイも好きです。

『いぬかみっ!10』 有沢まみず

有沢まみず

美少女・カオルと始めた新生活は、早くも波乱の予感!?

長い眠りから覚めた川平カオルは、啓太、ようこ、ともはねと一緒に新生活をスタート!
でも、恥ずかしがり屋の彼女は、なかなか心を開いてくれない。
そんな川平家にカオルの兄・薫の犬神が帰ってくる。なにやらヘンなものを引き連れて……。
若月神無による描き下ろしショートコミックも収録!


 いいですね、今回の話は。いつも以上に面白くて、楽しい一冊です。
 でも、最後の話は反則です。ちょっと泣いちゃいました……。

 カオル可愛いなぁ……。
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