真鈴号を購入した当時は前カゴを取り付けていて、重い荷物(水とかの飲み物など)も頻繁に乗せるため、確かにフロントサスは有効でした。
 しかし慣れてくると、その快適性と引き替えにエネルギーをロスしていることにも気づきます。
 特に、ゼロ発進時と坂道を登ってるときにそれは顕著でした。

 ペダルを踏み込むと、車体が進むより先にサスが沈みます。
 サスを一番固く設定したらだいぶよくなりましたが、やはり気になります。

 そこでいつものように「ZUNOW EAST」の店長に相談したところ、車体のバランスは崩れる(前傾になる)けれど、フォークを取り付けられるよ、とのこと。

 店長から候補として挙げてもらったのは、クロモリ・アルミ、そしてカーボン(!)の3種類でしたが、私が選択したのはこれ。

VIVA クロモリクロスフロントフォーク 700C

 アルミのほうが若干軽いのですが、値段は倍。
 カーボンはお値段も素晴らしいし、そこまでするなら、そろそろ買おうと考えてるロードにその予算を使ったほうがいいだろうと(店長も同意見)。

 それと、周囲のベテランチャリ乗りの方々も「鉄はいいぞ!」とおっしゃってたのを思い出しましたので、これに決めました。

フォークこんなふうになりました!

 カタログスペックでは、真鈴号に標準装備されていたフロントサス(RST CT-COM-T7)が1.7キロに対し、このフォークは945g。かなり軽くなります。

 前輪部分を持ち上げると、明らかに軽くなってます。

 実際に数十キロ走ってみましたが、確かに踏み込んだエネルギーがダイレクトに推進力になってることが感じられます。
 今まではかったるいと思っていた加速と登坂の性能が(劇的ではないにしろ)アップしました。

 また、どうしても急ブレーキをかけるとサスが沈み込んでリアが浮いてしまうという現象があったのですが(私の技術不足ももちろんあります)、これがかなりの部分で解消されました。
 フォークがしっかり制動してくれてるようです。

 これで前転することはもうないかな(笑)。(注1)

 もちろん、サスがなくなったことで、路面の段差もダイレクトに響きます。なくなって初めて、サスが機能していたことに気づかされました。

 ただ、舗装された道をメインに走るのであれば、特に問題ないレベルです。
 元々、段差がある道のときは慎重に走ってましたしね。

 逆に、段差がある道を走る人には、フロントサスはとても有効なんだろうと思います。


 この交換により、真鈴号は軽量化に成功。体重計を使って計量してみたところ、15.2キロでした。

真鈴号080428

(注1)
 今年の3月下旬、飛び出してきた自転車を避けようと急ブレーキして綺麗に半回転。相手は逃亡。現在、轢き逃げ事件として船橋警察署が色々調べてくれてます。
 店長曰く、「急ブレーキで前転するのはサス付きの宿命」。
 ま、軽傷だったからよかったですけどね。